再興九谷 青手楼閣山水図組皿(4客組)
再興九谷 青手楼閣山水図組皿(4客組)
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時代 : 日本・江戸時代(1603年 - 1868年)後期/19世紀
寸法: 高3.1cm 幅11cm(A)
再興九谷の吉田屋窯(よしだやよう)で焼かれた九谷焼の小皿です。
九谷焼は江戸時代の前期に一度途絶えますが、江戸時代後期(1824年頃)に再興し焼かれ「再興九谷」と呼ばれます。
その再興九谷のきっかけとなった窯が「吉田屋窯」になり、古九谷に迫るほどの高い芸術性と品質の磁器が焼かれますが、長くは続かず七年程度で廃窯となってしまいました。
吉田屋窯では九谷焼の五彩の内、赤色を使わない品を青手や青九谷と呼びました。
本品は稜花の角皿で、見込みを額に見立ててさまざまな模様が描かれます。
中央には堂々とした楼閣と山水を描き、その周りを黄色地の七宝繋ぎ、角を緑地の草文で装飾します。
裏面には緑地に草文で鮮やかに色狩り、高台内には吉祥を意味する銘款の一つとして吉田屋で使用される「角福」が黄色地で書かれます。
上絵付けは古い九谷焼らしく濃淡があり、温かみを感じる雰囲気です。
このような小皿は銘々皿とも呼ばれ元々は10〜20客で一組とされていましたが、骨董として流通する際に少数になってしまいます。
本品は4客ですが、同柄で4枚揃うことは意外とありません。
木製の保存箱が付いています。
それぞれの品の大きさや模様はほぼ同じですが、それぞれ状態が違うためABCDとして詳しく記させていただきます。
<商品サイズ>
A:高3.1cm 幅11cm
B:高3.1cm 幅11.2cm
C:高2.9cm 幅11.1cm
D:高3.1cm 幅11.1cm
<状態>
表面の一部に多少のカセがございますが、全体的に良好な光沢があり良い状態です。
絵付けの一部に多少の掠れがございます。以下の二つには目立つ瑕疵(キズ)がございます。写真をご参考下さい。
B:縁に小さな削げ、小さなホツ(欠け)がございます。
C:縁に4mm×8mm程度の大きな削げ、小さな削げがございます。
※状態、部位などの専門用語はこちらのページをご参考ください。
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