高麗 青磁練上蓮花形水滴
高麗 青磁練上蓮花形水滴
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時代 : 朝鮮・高麗時代中期/ 12-13世紀
寸法: 高7.2cm 幅9.6cm
高麗時代に焼かれた練上の水滴です。
水滴は朝鮮線半島では「文具四宝」の一つとされ文人に重宝されました。
墨をする硯に少量の水を注ぐための道具であり、その自由度から文人の好みに合わせ様々な形のものが作られます。
当品は蓮の花(蕾)の形であり、清浄、慈悲、智慧、繁栄の象徴ともされる吉祥のシンボルの一つです。
蕾の状態のようにも見られ、人々を救うために菩薩として活動する観音の持つ「未敷蓮華」に似ております。
大理石模様ののような土は練上(ねりあげ)の技法で、多種の土を混ぜて作られたものです。
中国の唐代から始まり絞胎と呼ばれ、朝鮮半島では高麗時代に作られ「練里(ヨンリ)」とも呼ばれます。
高麗の練上は、青磁土、白土、赫土を用いて3種を用い、透明に近い青磁釉をかけて焼き上げます。
それにより白、灰色、黒がはっきりと分かれた大理石のような美しい斑紋が描かれます。
練上は複数の土を混ぜているため割れやすく、高麗青磁の中でも数は多く残っておりません。
特に本品はその割れやすい土を上手に加工し、陽刻にて花びらを幾重に重ねる難しい技法を見事に施しています。
頂部には水を入れる穴が空き、腰に曲線を描く筒状の注ぎ口、その反対に持ち手がつきます。
底には焼成時の石目跡を残します。
色濃い青磁釉により花びらが立体的に浮かび上がり、本当に宝のような美しさを放っております。
目立つ瑕疵(キズ)はございません。全体に光沢があり綺麗な状態です。
※状態、部位などの専門用語はこちらのページをご参考ください。
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