李朝 青磁陽刻竹文菊花飾筒形碗
李朝 青磁陽刻竹文菊花飾筒形碗
時代 : 朝鮮・李氏朝鮮時代
Size : 高7.6cm 幅6.3cm
李朝時代に焼かれた青磁の茶碗。
日本の湯呑みに近い筒形で、もともと朝鮮では人参湯などを飲む薬碗であったと考えられています。
筒状の茶碗は口が狭く熱が逃げにくいため、日本では室町時代の侘茶勃興期の冬場の茶室で使われていました。
器面全体を埋め尽くすようが陽刻にて竹の模様が彫られ、胴の中央1箇所に菊花の模様が施されています。
この菊花は貼花という後から装飾を貼り付ける技法が併用されており、胎土とは違った白泥を使用し花弁がつくられます。
そのため、釉薬が透けた花弁が白く美しく際立ちます。
しべは銅の顔料である辰砂にて赤く染められ、更に黒の象嵌で丁寧に表現されます。
花の周りの葉は葉脈まで細かく表現されとても立体的です。
釉薬は色鮮やかな灰青色の青磁釉で、ガラス質も厚くくっきりとした貫入がございます。
竹の隙間、節に釉薬が溜まり濃淡による立体感は見事です。
このような全体の陽刻と貼花による意匠の朝鮮青磁はとても珍しく、特に筒形茶碗では希少なものとなっております。
高台が不揃いで薄く欠けているように見えますが、窯傷もしくは古い時代についたものと考えられます。
腰あたりに一周擦り傷がついております。
釉薬は多少のカセを感じるものの良好な光沢があり美しい品です。
※状態、部位などの専門用語はこちらのページをご参考ください。
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